徒然なるままな想い書き

何気なく見たり聞いたりした時に得られる『思わぬ発見、気付き』を読者の皆さまに届けています。

【書評】エッセンシャル思考:「より少なく、しかしより良く」本質を

エッセンシャル思考

書籍「エッセンシャル思考」のレビューです。Kindle版もあります。

 

より少なく、しかしより良く

この本の要約はまさにコレにつきます。

 

より少なく=本質的なものだけを選択する、それ以外はノイズとして取り除く

 

より良く=目標を明確にする、習慣化する、「今」を大事にする

 

「そんなの分かってるよ」と思うかもしれませんが、何となく分かっていたつもりで、実際にこの本のようにまとめて明文化してくれているものは中々少ないのではないでしょうか?読むと「あっ、そうそう、これこれ」と感じる部分が多いはずです。

 

この「より少なく、しかしより良く」ですが、これを実践するためにはいくつかのサブゴールとなる思考、考え方があるようです。ここでは、幾つか私が印象に残った思考、考え方を、今までの私の考えていたことも踏まえて紹介していきます。

 

 

「選ぶ」ことを選ぶ

情報化社会の中、私たちが得られる情報は莫大に増大しています。その中で、「あれも欲しい、これも欲しい」「あれもしたい、これもしたい」と、選択肢も同時に莫大に増大しています。

 

そうなってくると、当然選択肢の中から一つを選ばなければなりませんが、選択肢が多いがゆえ、選択をためらってしまうことが日常生活では多々あります。むしろ、選択することを先延ばしにし、可能性を広げるために選択肢をさらに増やそうともしてしまいます。選択肢を増やして可能性を広げる志向については以前私のブログでも気になって書いていました。

 

tsurzur.hatenablog.com

 

ですが、現実問題として選択をしなくては先に進めませんし、その先にある目標も明確に設定することができません。選択しなければ他人が選択して指示するかもしれませんが、それでは他人の敷いた道であって、自分の敷く道を進むことはできません。選択肢にある可能性を捨て、一つの選択肢を「選んで」先に進む、そんな当たり前であるけれども、重要なことに改めて気付かされました。

 

 

拒否

「より少なく」を実践するためには、本質とは関係のないものを「拒否」しなければなりません。この「拒否」のためには、いくつか必要な要素があります。

 

  • 本質を知る:区別をつけることができなければ拒否できない
  • 相手との関係性から切り離す:相手そのものを拒否しない
  • no(拒否)はすばやく、yes(承諾)はゆっくり

 

「拒否」という言うとどうしても否定的な印象を受けてしまいますが、実際には勇気を持って拒否ができる人は、逆に肯定的な印象を受け、評価されて尊敬されます。自分の中で大切であると感じている本質の部分を見極め、それに照らしあわせて承諾するか拒否するかを決める、この判断が大切です。

 

 

編集:本質を取り出すために、余分なものを削る

仕事でも何でもそうですが、「本質」の部分は全体のほんの一部です。そのほんの一部を取り出すためには、その他多くの「本質ではない」部分を削り取る必要があります。こういった削り取り、言わば引き算の重要性については、以前私のブログでも気になって書いていました。

 

tsurzur.hatenablog.com

 

仕事のプロセスであったり、作品というものはおおよそ完成となっても、最後にブラッシュアップを必ず行います。ブラッシュアップとは、まさに本質の部分を見極め、それを最小限かつ端的に表すために余分なものを削減し、全体を本質部分で凝縮する重要な作業と言えます。ブラッシュアップがなければ、本質が含まれていてもその他の部分で霞んでしまい、そのものの価値はとても低くなってしまいます。

 

 

本質的な行動の習慣化

習慣化により、様々な行動を無意識に行えるようにすることができます。そのため、本質的な行動を習慣化することができれば、何も考えずとも本質的な行動を行うことができます。また、習慣化することで今まで使われていた考える時間を利用することができ、その時間を創造性やイノベーションを実現することに充てることができます。

 

 

一方、習慣化は本質的な行動だけでなく、悪い行動についても起こってしまいます。習慣であったり、無意識の部分の特性については、以前このブログでも考えてみていました。

 

tsurzur.hatenablog.com

tsurzur.hatenablog.com

 

 

この本によると、こういった習慣には「トリガー」「行動」「報酬」の3つの要素があり、特に「行動」を引き起こすトリガーを知ることが重要だそうです。例えば、ついつい甘いモノを食べる習慣があったとすると、そのトリガーは「〇〇の部屋に行った時に甘いモノが見える」です。そして、そのトリガーを知ることができさえすれば、そのトリガーを修正し、別の良い行動と結びつけてやりさえすれば、悪い行動が引き起こされず、良い行動が引き起こされるようになります。私にも直したい習慣は数多くあるため、このトリガーに着目して習慣を修正していきたいと思います。

 

 

まとめ

書籍「エッセンシャル思考」は「より少なく、しかしより良く」を実践するためのHowToを教えてくれた本でした。あくまで思考の要素が強く、読者一個人にあてはまるほどの具体的な手法は明示されておらず、あくまで抽象論です。しかし、これからの超情報化社会において、こういったマインドは生きる上で必ず参考になる本と言えます。

 

 

この本を読んでエッセンシャル思考という一つの選択肢を得て自分の今までの思考と比較し、自分の思考を新たに「選択」してみてはどうでしょうか?

 

 

ではでは。

 

 

 

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