徒然なるままな想い書き

日々の『思わぬ発見、気付き』をつれづれに。

心に染みるミスチル失恋歌詞10選の解釈・レビュー

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心に染みるミスチル失恋歌詞10選

恋愛には楽しいこともあればつらいこともあります。失恋もその一つです。私も最近諸事情があったため、失恋ソングをよく聞いています。自分の中だけで考えているとどうしてもモヤモヤしてしまうので、こういったソングを聞くと何となく心が慰められます。今回は、現在お世話になっている失恋ソングについて私の好きなMr.Children(ミスチル)の中からピックアップし、歌の中で心に染みる歌詞・フレーズを紹介していきます。

 

 

心がやられる

Surrender

暗闇を照らしてよ あの頃のように 君無しじゃ不安定なんだよ
一切合切を無くしても 構わないと思えてたのに そう信じれたのに

失恋は心に大きなダメージを与えます。特にダメージの理由となるのが、昔と今の「ギャップ」です。「Surrender」からはこのギャップの苦しみが強く伝わってきます。

昔 = 相手が暗闇を照らして明るくしてくれた。何もかもしてあげられる存在。

今 = 暗闇の中。相手の存在はもういない。

過去は比較的美化されやすいため、相手と付き合っていた頃も例外なく美化され、今との差に余計に心が苦しくなってしまいます。この心へのパンチ、まさに「Surrender」になっちゃいますよね。

 

 

心に残る相手の「瞳」

Over

何も語らない君の瞳も いつか思い出となる
言葉にならない悲しみのトンネルを さぁくぐり抜けよう

まず、「何も語らない」の部分。言葉がなくとも伝わってくる表情の記憶。あれがまたつらいんですよね。また、失恋から立ち直る過程を「言葉にならない悲しみのトンネル」という風に表現しています。人それぞれでしょうけども、このトンネルがまたとんでもなく長いんです(泣)。何か短くする方法はないんでしょうかね?

 

 

渇いたKiss

揺るぎのない決心に凍りつく顔
力のない瞳が映すのは僕という過去なんだ

Overに続けて瞳パワーです笑。ここで印象的なフレーズは「僕という過去」です。自分にとってはまだこの恋は「現在」なんですけど、相手にとっては決心してしまってもはや「過去」になっちゃってるんですよね。またもやギャップですけれども、これがまた心に突き刺さってつらくなるんですよね。相手も決心しちゃっていてもうどうしようもないところがさらにつらいです。

 

 

未練・引きずる

常套句

君が想うよりも 僕は不安で寂しくて  
今日も明日もただ精一杯 この想いにしがみつく 

この「常套句」は片想いという見方もできますけども、失恋してもなお相手のことを忘れられない心境を表現しているとも言えます。相手にとっては振った人のことなのでそれほど大事に想ってはいないですが、振られた方はまさに「不安で寂しくて」です。Overのようにトンネルを抜けちゃうこともできますけど、こちらの方はどちらかというとトンネルを引き返してヨリを戻したいという気持ちが強く、「この想いにしがみつく」という感情になっているように感じます。

 

 

my life

訳もなく人恋しい夜は 君がここにいてくれりゃ So nice
テレビゲームに胸のうちをあかせば I miss you so

失恋後はよく「たられば」を考えてしまうものです。この歌詞でも、「君がここにいてくれりゃ」とたらればをついつい考えてしまっています。そうしてまた悲しんでいくわけですが、友人であったり時にはこのようにテレビゲームのような無機物に悲しみを吐き出すしか、心の中をスッキリにすることはできません。そうして吐き出してしゃべっていると、また思い出して「 I miss you so」へと逆戻りです。この負のスパイラルが厄介モノです(泣)

 

 

Another story

ごめんねって言葉 君は聞き飽きてるんじゃないかなぁ?
どんな風に言えば 優しい君は戻ってくるかなぁ?
よく出かけた公園をバスは今通過中 いつかの君が横切る

今まで見てきた公園と今見ている公園。相手と一緒に行ったところは思い出があるだけにどうしても見たら思い出してしまいますよね。そうして思い出した挙句、「どんな風に言えば 優しい君は戻ってくるかなぁ?」と当時を反省してしまうのです。思い出の場所で相手を思い出し、このように反省の念に駆られてしまうこの現象を克服するには一体どうしたらいいんでしょうね?

 

 

 

自分に足りないものを与えてくれた

花言葉

君がくれた 僕に足りなかったものを 集めて並べて 忘れぬよう願う

自分にないものを相手に求めて好きになることはよくあることですが、相手と関わっていく中でお互いに得られるものがたくさんあります。そうして相手から得たものを「足りなかったもの」として表現しているわけです。別れることはとてもつらくネガティブなものですが、せめてこういったポジティブな部分を見つけて大切にしていこうという気持ちにはとても共感できます。

 

 

幸せのカテゴリー

本当の自分なんて 何処にもいないような気がしてる
だからこそ僕らは その身代わりを探すんだね 恋の旅路は続くんだね

先ほどの「花言葉」と似たものを感じます。「本当の自分」=「理想の自分」=「足りないものない、完璧な自分」です。そんな自分はいないと分かっていても、「足りないもの」を与えてくれる相手を探してしまいます。ですが実際問題、「本当の自分」がいないように「本当の相手」なんてまぁいません。いないとは分かっていても、いつか現れることを期待して「恋の旅路」を続けていってしまうところがまた共感できるんですよね。

 

 

手紙

過ぎ去りしあなたへ 想い出のあなたへ
かけがえのないものに気付きゆくこの頃です

大切なものは失ってこそ初めて気がつく。失恋に限らず、このことは大切なものすべてに当てはまります。ただ、「想い出のあなた」となっているため、多少相手が美化されていることもまた事実です。失恋してもなお、相手を想うがゆえですね。

 

 

まとめ

どうだったでしょうか?共感できる部分が数多くあったことかと思います。気になった方は実際に曲をぜひ聴いてみてください。

 

失恋というのはどうしても過去の相手のことを考えてしまいますが、感傷に浸りきった後には、ぜひ「くるみ」の歌詞のように、新たな出会いのある未来に目を向けていきましょう!

 

くるみ

希望の数だけ失望は増える それでも明日に胸は震える

出会いの数だけ別れは増える それでも希望に胸は震える

 

ではでは。

 

P.S.

以前他のミスチルの歌詞についてレビューしたものがあるので、ミスチルの歌詞好きであれば一度見てみて下さい。 

tsurzur.hatenablog.com

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