【書評】アウトプット大全:インプットとアウトプットは表裏一体
この本を読み、インプットとアウトプットの関係、アウトプットの重要性を再認識しました。
学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)
- 作者: 樺沢紫苑
- 出版社/メーカー: サンクチュアリ出版
- 発売日: 2018/08/03
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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感想
早速ですが、「読書感想を書く ~読書感想テンプレート~」という内容があったので、今回はこのテンプレートに従って紹介していくことにしていきます。
このテンプレートとは、
ビフォー | この本を読む前の私は〇〇でした。 |
---|---|
気付き | この本を読んで私は、△△について気付きました。 |
TO DO | 今後、XXを実行していこうと思います。 |
というものです。これに従うことで、短時間で論旨が明確な読書感想を書くことができると述べられています。
[気付き - ビフォー]がインプットにあたり、[TO DO]がアウトプットにあたると言えるでしょうか。
読書感想としてはこれだけになりますが、当然このあとにTO DOを実践しなければ意味がありません。
本によると、このテンプレートに対して、まずは3行で構成をまとめます。
構成をまとめる→肉付けするという順番の重要性は、この本の「47 構想をまとめる」、「48 プレゼンスライドをつくる」でも述べられています。
私の場合、この本の感想を3行でまとめると以下になりました。
ビフォー | この本を読む前の私はインプットは計画的でしたがアウトプットは無計画でした。 |
---|---|
気付き | この本を読んで私は、アウトプットがインプットを高めること、アウトプットを出すための方法論について気付きました。 |
TO DO | 今後、インプットに対するアウトプットを周囲に発信していくことを実行していこうと思います。 |
次に、この3行に対して、それぞれ内容の肉付けを行っていきます。
この本の場合、私は以下のような感想となりました。
ビフォー
私はもともと好奇心が強く、勉強や読書などのインプットは好きでした。
そのため、インプットが絶えないように計画的に知らない分野を勉強したり映画・読書を行ったりしていました。
ですが、アウトプットについてはインプットと比べるとおざなりで、過去に記事を書いていたにもかかわらず、いまいち計画を立てて継続的に行えていませんでした。
気付き
ブログで以前に書いていたこともあり、この本はある意味アウトプットの重要性を客観的に再認識するきっかけとなりました。
アウトプットがインプットを高めることについて、以下の点が気づきとなりました。
~インプットとアウトプットの黄金比は3:7~
私の生活ではインプット:アウトプットが逆に7:3くらいだったのでこの逆転の考えはすごく新鮮でした。
~インプット前に事前に何をインプットするか、何のアウトプットにつなげるかを明確にする~
一般的には選択的注意というものですが、この選択的注意をインプットやアウトプットにつなげるという考えが自分にはなく、参考になりました。
また、アウトプットを出すための方法論としては以下の点が参考になりました。
~アウトプットはまずは構成から~
私の場合、仕事での仕様書等はこれを意識してやっていたのだが、このようなプライベートのブログなどは頭の中でざっくり、適当に構想ができたら書き始めるという書き方をしていたので、プライベートでも意識しようと思いました。
~チャレンジ領域:快適領域 - 学習領域 - 危険領域~
アウトプットを出してチャレンジする領域として「快適領域 - 学習領域 - 危険領域」の3領域があり、自分の中ではこれまで「現状 - 短期目標 - 長期目標」のように捉えていました。
これを別視点で心理的に捉えて説明されていたので、考えを補強するいい参考になりました。
~とりあえず始める、完成させてみる~
最初は始めることに億劫でも、始めてみると側坐核が発火し、やる気が出てくるそうです。経験上確かにそうだなと思います。
また、アウトプットを完成させるため、まずは30点のものを作ってしまい、そこからブラッシュアップを行って100点に近づけていくのが良いとのこと。
本には書いていませんでしたが、これはまさにパレートの法則だなと思いました。最初の20%の時間でアウトプットの80%ができあがるので、残り80%の時間でブラッシュアップ20%分を仕上げるというやつです。
こちらも私の考えていたことを別視点で述べており、多面的な気付きが得られたのかなと思います。
TO DO
これまで、映画・読書といったインプットに対するアウトプット、つまり感想は面白かったものだけたまに書くという形をとっていましたが、今後は必ずブログ、時間がなければTwitterで文書化していきます。
まとめ
絵に描いた餅にならないよう、この本で得られたインプットからアウトプットを実践し、インプットとアウトプットの良い循環を自分の中で実現させていきたいと思いました。
まずは学習領域からコツコツと...
ではでは。