徒然なるままな想い書き

何気なく見たり聞いたりした時に得られる『思わぬ発見、気付き』を読者の皆さまに届けています。

新生活で遭遇する悪しき「慣習」とその対処

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新生活

5月も終盤に差しかかり、今年新社会人や新入生は新しい生活に慣れてきた頃ではないでしょうか?私自身も今年から新社会人となり、ようやく会社の雰囲気や仕事の要領が分かってきて、徐々に慣れだしてきています。

 

今までは新生活に慣れていないため、色々なものに驚きがありました。例えば、トイレ。なぜトイレかとお思いになるでしょうが、トイレでおっさんたちが用をたす前に平然と「ツバを吐く」のです。女性の方は何のことやらとお思いでしょうが、私も当初は本当に「?」でした。どうやら調べてみたら上の世代の人には多いことのようですね。個人的には不潔に感じるのでぜひ止めて欲しいです。あとは、プログラムの書き方の独特な記法です。具体的には言えませんが、どうしてこんな書き方なの?と読む度に何度も驚いてしまいます。他にも有効活用されているか分からない?職場体操や、職場独特のルールなど、この5月末に至るまで既に数多くの驚きを経験してきました。

 

しかし、今までの新生活もそうであったように、いずれこの驚きは減っていき、新生活もいつの間にやら慣れてただの日常生活となっていくことになります。こうなってしまうと、先ほど述べた驚きの習慣も、もはや当たり前と考えるようになっていきます。

 

では、この慣れとはなぜ起こるのでしょうか?背景には、新しい環境が「自分の当たり前が通用しない環境」であることがあります。そして、慣れは「自分の当たり前が通用しない環境」が「自分にとって当たり前である環境」に変わることを意味します。

 

 

慣れた行動の原因であるトリガー

tsurzur.hatenablog.com

 

さて、この「慣れ」ですが、先日読んだ「エッセンシャル思考」にも書いてあったように、メリットとして、慣れた行動を無意識化することによって空いた意識を他の創造的なアイデアやイノベーションを考えるのに役立てることができます。一方、「慣れ」には良きものもあれば悪しき「慣れ」もあって、慣れの行動の「トリガー」を修正することによって悪しき「慣れ」を改善することができると書いてありました。

 

 

せっかくなので、先ほどのトイレで考えてみましょう笑。ツバを吐くという行動は、「トイレに行く」というトリガーから発生しています。また、「タバコで一服した後」というトリガーから発生しているかもしれません(痰がたまるので)。いずれにせよ、こういった悪しき「慣れ」(私が傍から見てる限り、「悪しき」です)には背後にそれを起こす「トリガー」が潜んでいるはずです。

 

 

ですが実際問題、会社や学校のような組織に関しては、どうもこの「トリガー」を修正するだけでは悪しき「慣れ」を改善できないように最近感じています。というのも、悪しき「慣れ」が悪しき「慣習」と化してしまっているからです。ここで言う慣習とは、「集団としての習慣」という意味です。

 

 

 

悪しき「慣習」

悪しき「慣れ」が慣習化してしまうと、一個人ではたとえそのトリガーに気づいたとしても修正することが途端に難しくなります。むしろ、「みんながやっているから」と言って思考ストップし、その悪しき「慣れ」やトリガーに気づかなかったりもします。トイレの例もおそらくこの慣習化が起こっているものと思われます。「みんながやっているから」何も疑問に思わず、ついつい周りがどう思っているかを考えることなく行ってしまうのです。

 

 

この悪しき「慣習」を直すためには集団全体の気づき・理解が必要です。悪しき「慣習」と言えども、気づかなければ直すことはできません。また、人間は現状維持バイアスが強いので、悪しき「慣習」を直すことによるメリットを必ず提示しなければなりません。これがなければ、人間の重い腰は動きません。先の「大阪都構想」もこのメリットの提示が十分にできなかったため、実現には至らなかったと言えます。

 

 

以上のことができれば本で言っていたようにトリガーを見つけ、そこを修正して慣習を修正していくことが可能となります。あとは、これを実践する人数を増やしていき、集団の過半数を目指します。ここまで行けば、先ほどは思考ストップの原因になっていた「みんながやっているから」を逆に利用することができ、残り半分も正しい慣習に修正することができるはずです。

 

 

 

新生活は習慣の問題に気づく絶好のチャンス

習慣や慣習は一度慣れてしまうとその性質に気づかない人が多いため、新生活を始める人はこの習慣や慣習の問題点を気づくことができる絶好のチャンスを得た人たちだと思います。ですので、問題点に気づいた人は、「まわりも気づいているけど何か理由があって修正していないんだ」と思わず、進んで問題の解決を目指すべきです。そのためには、悪しき「慣習」を一緒に倒すため、自分一人でなくまわりを巻き込んでいく必要があります。一人では慣習は倒せません。

 

 

 

まとめ

  • 慣れは「自分の当たり前が通用しない環境」が「自分にとって当たり前である環境」に変わること
  • 「慣れの行動」はその「トリガー」を修正することで修正できる
  • 悪しき「慣習」は、その修正のメリットを提示し、一人でなくまわりを巻き込んで集団全体で修正を目指す
  • 新生活を始める人はこの習慣や慣習の問題点を気づくことができる絶好のチャンスを得た人たち

 

今年から新しい生活を始めた人たちは、新しい所属の集団から良き習慣を身につけたり、一方で悪しき習慣を日々目の当たりにしているかと思います。所属の集団にとっては当たり前だから考えなくても良いだろうと思わず、その習慣の意味を一度考え、改善に取り組んでみてはどうでしょうか?

 

 

ではでは。