徒然なるままな想い書き

日々の『思わぬ発見、気付き』をつれづれに。

Mr.Children『重力と呼吸』全曲聴いてみた感想・レビュー

ようやくアルバム手に入れて全曲聴いてみたので早速感想・レビュー!

重力と呼吸

重力と呼吸

はじめに

このアルバムに込めた思いについて語られている記事。
これを読むのと読まないのとでは、アルバムの聴き方が全然違うと思います。

news.yahoo.co.jp


感想・レビュー

1. Your Song

イントロの叫び部分が何とも印象的です。


Mr.Children「Your Song」MV


時は過ぎ、まわりはどんどん変化していく中で、僕と君の関係を築いていく。
まわりは変化していくけど、『ふとした瞬間に同じこと考えてたりして』であったり、『時にはちっちゃな事で笑い転げて』であったり、
2人でそれを経験し、同じ感覚を共有していく。
そんなことができるのは君だけ。
『そう君じゃなきゃ』


すばらしいです、はい。

2. 海にて、心は裸になりたがる

聴いていると何だかサビ部分で桜井さんと同時に叫びたくなる曲です笑


短所や欠点は誰にでもあって、みんなそれを冷静に自覚しつつ、多少卑屈になっている部分がある。
それを認めず、隠したりもしている。
そんな状態だから、ふとそういった卑屈な部分をさらけ出してスッキリしたくなる。
そんな気持ちを吐き出す場所を海に例えて、気持ちの後押しをしてくれるような曲です。

3. SINGLES

失恋ソングです。ただ、前向きな曲だと思います。


1番は自分(僕)について、2番は相手(君)について、思いを馳せています。
『それぞれが思う幸せ 僕(君)が僕(君)であるため』から、幸せの方向、価値観が違ったのかなと勘ぐっちゃいます。
1番2番ともメロの部分は未練たらたらですが、
どちらもサビの終わりに 『have to go』となり、この先前を向いて進んでいかなければならないという意志が表れています。

4. here comes my love

MVを観た後に聴いたせいか、何とも切ない曲に感じます。


Mr.Children 「here comes my love」Music Short Film

君の存在の奇跡さ、大きさ、失った後の悲しさ。
そういったものを感じつつ、未知の未来に対して力強く生きていく。
そんな意志を感じる曲だと思います。

5. 箱庭

今感じているこの気持ち、感覚をずっと感じていたい、そんな曲です。


『乱暴なまでに僕はまだ 君を好きで~』のあたりから、おそらく失恋したんでしょう。
それでも前に進めず、箱庭に閉じこもって今の気持ちをそのままにしておきたい。
自分も未練たらしいところがあるので非常に共感してしまいました...

6. addiction

自分の満足できない欲求にaddictionしている曲です。


そもそも欲求とは生理的な減少なので、当然抗えないものです。
でも現代はそういった欲求を隠すように生きることを求められます。
そこで、addictionという免罪符でネーミングして、それを解き放とうと唄っているのでしょうか?
Mr.Childrenのこれからもどんどん攻めていくぞという意志を感じた曲でした。

7. day by day(愛犬クルの物語)

愛犬クルについて歌った曲です。


と書きましたが、本当に愛犬について歌った曲なのでしょうか?
何かのメタファーな気もします。
でも歌詞の内容は全面愛犬について唄ったものです。
私はペットは飼ったことがないので、この曲の感想はパスします...
きっと、ペットを飼ったことがある人はいろいろと感じるものがあるのだろうと思います。

8. 秋がくれた切符

今の季節にぴったりな曲です。ちょっと寒い季節に対して、ちょっとした温かみを感じます。


落ち葉を『何かの切符』にたとえています。
『何かの切符』は明示されていませんが、「現状を変えるキッカケ」のように私は感じました。
それは良い方向なのか、悪い方向なのかは分かりません。
それでも、何かが変わることを予感させます。
そんな中、曲は『寒そうにしてる君に 駆け寄り手を繋ぐ』で終わります。
きっと良い方向に進んでくれるでしょう。

9. himawari

シングルとアレンジが違います。アルバムのほうが個人的には好きです。


シングルとアルバムのアレンジの違いは、MV版とライブ版の違いと似ています。
アルバム・ライブの方が綺麗さよりも力強さが強調されています。


Mr.Children「himawari」Music Video


Mr.Children「himawari」from TOUR 2017 Thanksgiving 25


「君の膵臓をたべたい」の主題歌ということもあってかなり心に刺さってくる曲です。
『邪にただ生きている』自分に対し、『透き通るほど真っ直ぐ』なひまわり。
自分とは正反対に異なる君、そしてもう手が届かない君にずっと恋する。
本当切ない曲です。

10. 皮膚呼吸

アルバムの最後の曲ということもあり、前に進んでいく力強さを感じる曲です。


『常に夢見る』という皮膚呼吸が、後悔や苦しみ、切なさ、まわりの変化に対して負けない自分を形作り、新しい自分へと試す原動力としていく。
addictionと同様に、Mr.Childrenのこれからの決意表明のような曲に感じました。

アルバム全体の感想

冒頭のインタビューにもあるように、淡白な言葉というか、素直な言葉が多いアルバムに感じました。
歌詞の表現もあまりひねっていませんし、表現のリフレインも多いので、曲がすんなり耳に入ってくる感じです。
曲調もREFLECTIONからと同様に、ドラム・弦楽器の力強さが際立っています。
コバタケサウンドが好きな自分としては残念な部分もありますが、これはこれで良い曲・アルバムだと思います。

まとめ

独断と偏見で全曲の感想・レビューを書いてみました。
ミスチル好きの皆さんにとっての、何かしらの参考になってもらえれば幸いです。


12月のライブに当選したので、今からもうワクワクが止まりません!


ではでは。


tsurzur.hatenablog.com
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