徒然なるままな想い書き

何気なく見たり聞いたりした時に得られる『思わぬ発見、気付き』を読者の皆さまに届けています。

今週の気になるメモ(2015/10/18 ~ 10/24)

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今週の気になるメモ(2015/10/18 ~ 10/24)

ちょいと遅れましたが、今週も気になるメモいきます!

  1. システムの世代交代:損保ジャパン、COBOLで組まれたシステムの移行を決断
  2. 自動化の行き着く先:ホンダ、20年に高速道で自動運転実用化へ 開発を加速

 

 

システムの世代交代:損保ジャパン、COBOLで組まれたシステムの移行を決断

www.zaikei.co.jp

 

人間の世界では働いて40年ほどすると定年退職ということで世代交代を余儀なくされます。定年退職・世代交代ともなれば、自分の今までの知識や経験を、今後を担う若手に引き継ぐことになります。では、人間ではなくプログラムの方はどうでしょうか?プログラムの多くはプログラミング言語で書かれており、始めのアセンブリ言語から、今回の記事のCOBOL、そして現在主流のC++、Java、Python、etc.などと進化を続けています。そのため、プログラムもこれらのプログラミング言語の進化に合わせ、ある時を堺に人間で言う世代交代が必要なのですが、今回の記事がまさにそれに当たります。言わば、現在のCOBOLは人間で言う御老人で、御老人の働き以上にその介護(システム保守管理)に多額のお金がかかっている状況と言えます。最近は今回の記事のように、今までプログラムの保守管理に当っていた介護士とでも言える人の定年退職・世代交代に伴い、これらプログラムも新しいプログラミング言語ベースのプログラムへと世代交代を迫られている時期に来ています。

 

しかし、プログラムの世代交代は上手くいくのでしょうか?人間の場合もそうですが、問題はやはりその引き継ぎです。人間の場合は職務が限定的で、知識や経験はまだ引き継ぎ安いのですが、プログラムはそうはいきません。プログラムの設計はたいてい多くの人間が関わっており、それぞれの人間の知識や経験の集合体と言えます。このため、プログラムはいくらアウトプット(システム性能)が有能でも、ソースレベルでは読んでも一体何をしようとしているかがさっぱり分からなかったりします。ソースには様々な知識や経験が入り混じっているため、プログラムの一貫した考えがつかみにくいのです。このように見てみると、プログラムは人間が作っているだけあって何だか人間とその性質が似ています。人間(プログラム)の行動を見ていると何の行動(アウトプット)をしているかは分かりますが、何を考えながら行動をしているか(ソース)はさっぱりです。

 

人間は引き継ぎの際、ここが分からないと聞けば「〇〇だよ」と教えてくれますが、プログラムの場合はソースを見せて「察して」と言うだけです。人間は新しい業務を実際にこなすことで段々と慣れていきますが、プログラムの場合は「ここでエラー、ソースのここがダメ」しか言いません。何にせよ、引き継ぎの観点ではプログラムは「ソース」が一番重要なのです。今社会を動かしているプログラムたちはアウトプットは有能ですが、ソースはどうなっているのでしょうか?いざ世代交代を迫られた時、すっと仕事の手の内を見せてくれるでしょうか?

 

ということで、普段ソースを書くような人(自分も含めて)は、やがて世代交代があることを想定し、アウトプットの質だけでなく、ソースの可視性の質を高めるようにしていきたいところです。

 

 

自動化の行き着く先:ホンダ、20年に高速道で自動運転実用化へ 開発を加速

jp.reuters.com

 

ついにホンダも自動運転の実用化に乗り出します。結構前から言われていたこの「自動運転」ですが、ようやく最近自動車メーカー各社が開発が進み、ついに実用化に乗り出してきたと言えます。

 

こういった自動化のニュースを聞くといつも思うのですが、「自動化の行き着く先は自動車メーカーをどう変えるか?」です。私のこの関心を上手いことまとめてくれている記事がありましたので参考として載せておきます。

 

www.nikkei.com

 

製品を使うユーザにとって、製品とのインタフェースは何でしょうか?ハードウェアとしてはボタン、タッチパネル、キーボード、色々ありますが、そこからの入力を理解するのはソフトウェアの仕事です。こういったインタフェースとの関わり方、その関わりによる体験は「ユーザーエクスペリエンス(UX)」と呼ばれており、このUXをいかに高められるかが製品の良さに関わってきます。自動車で言うと「乗り心地」とでも言えるものでしょうか?

 

さて、ここで問題なのは「このUXは何によって一番向上するか?」です。先の自動車の例で言うと、ハンドルが握りやすくリッチ(ハードウェアの向上)になるのと、ハンドルを回した時の対応(自動運転なるもの)がリッチ(ソフトウェアの向上)になるのとではどちらが良いでしょうか?どちらも重要ですが、昨今のハードウェアが成熟してマンネリ化している自動車業界からすると、ソフトウェアの向上がよりUXの向上につながると言えます。

 

これは上の紹介記事で言う電機メーカーと同じ道を辿っているといえます。皆さんにとって身近で分かりやすいのはスマホやパソコンですね。パソコンではWindows、Linux、OSX、スマホではAndroidとiOSといったOSを基準として考えることが多いと思いますが、これらは言わばスマホやパソコンを「ソフトウェア」で選んでいるようなものです。AndroidのスマホであればSamsungやSonyと言ったハードウェアメーカーの性能よりも、Android6が入っているかや、LINEが使えるかどうかといったソフトウェアの性能を重視しているはずです。このようにハードウェアの性能を主として争ってきた製品がコモディティ化してしまうと、最後にはソフトウェアの面で争うしかなくなってしまうのです。

 

自動運転なるものはまさに自動車の売りがハードウェアからソフトウェアに変化する転換期と言えます。スマホの選ばれ方がハードウェアメーカーよりもOSがAndroidかiOSかとなってしまったように、自動車も自動車メーカーよりも自動運転メーカーのソフトウェアで選ばれるようになってしまうのでしょうか?ただ、自動車はスマホと違い、ハードウェアのインタフェースがタッチパネルだけでなくハンドルや座席シート、車内ルームと多岐にわたるので、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせ、シナジー効果によってより高品質なUXを提供できます。なので、その点を活かすことで、ソフトウェアメーカーに主導権を渡すことなく戦っていけるのではないかと個人的には思っています。

 

 

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いかがだったでしょうか?皆さんも、普段の生活で気になったものは、忘れる前に何らかの形で残したり、詳細を調べて知識として身につけちゃいましょう。

 

ではでは。

 

 

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