MNPでMVNOに白ロムでの乗換えとその手続き(WiMAX運用)
MNPを使って白ロムでMVNOに乗り換え
最近4年前に購入したGalaxyS2に見切りをつけ、白ロムを買ってMNPを利用してMVNOに乗り換えました。色々試行錯誤しながら乗り換えたので、皆さんの参考として書き残しておきたいと思います。
0.乗り換える前の状況確認
- キャリア:docomo
- 機種:SC-02C(GalaxyS2)
- 使用歴:約4年
- 使用方法:ネットはWiMAXで、docomoの料金は通話関係のみ。
4年前のスマホというだけあって、今や動作はフリーズの連発です泣。さらに、バッテリーを交換したにも関わらず電池持ちが悪く、あまり使わなくとも一日持つかどうかくらいの状態でした。とは言え、買った当時はメモリ1Gのデュアルコアという輝かしいスペックだったので、今日現在までこうして使えたことに感謝です、ありがとうございました!
1.購入機種(白ロム)の検討
私の場合、移行するキャリアではなく購入する端末(白ロム)の検討から始めました。欲しい端末としてはこだわりたいポイントがありまして、
- 2年は使える
- 中古で良いから安いもの(5万円以内)
- 画面サイズは小さめ(5インチ以内)
を重視して端末を探していました。最近は画面サイズが大きめが主流で、ファブレット(電話"phone" + タブレット"tablet" )なんて言われてもいますが、私の場合は既にタブレットとしてiPad Air 2があるので見やすさよりも持ちやすさや持ち運びやすさが良い画面サイズ小さめを狙いました。
これらのこだわりポイントを踏まえて機種を探してみたところ、最終的な候補として3つに絞ることができました。
- Xperia Z3 compact
- iPhone 6
- Nexus 5
結論から言うと、私はこの中でXperia Z3 compactを選びました。
Xperia Z3 Compact SO-02G docomo [White] 白ロム 利用制限無期限保証
- 出版社/メーカー: ソニー
- メディア: Wireless Phone Accessory
- この商品を含むブログ (2件) を見る
Xperia Z3 compactは4.6インチという画面のちょうどよい小ささと、docomoの中古であれば35000 ~ 40000円で買える手軽さが魅力でした。これならポケットに入り、片手でも操作できます。
iPhone 6はiPadとの相性の良さと安定した使いやすさが魅力ですが、中古でも約60000円からとお高めなことがネックでした。
Nexus5は一昔前のものですが、Google謹製ということもあって動作が安定しており、OSのアップデートも安心して受けられるという魅力があります。ですが、評判として電池の持ちの悪さに不安を感じてしまいました。
正直iPhone 6と最後まで悩みましたが、iPhoneはやはり値段が高くなるということと、iPadでiOSの良さを楽しめるので、携帯の方ではAndroidの良さを楽しみたいことから、最終的にはAndroidのXperiaを選びました。Xperia Z3 compactは4年前のGalaxyS2と比べるのも変な話ですが、動作サクサクで電池持ちが良いので今のところ大満足です。近々Lollipopにアップデート予定もあるので今後も楽しみです。
2.移行するキャリアの検討
端末が決まったので、次は移行するキャリアの検討です。Xperia Z3 compactはdocomoのSIMロックがかかっているので、この時点でdocomoもしくはdocomo系のMVNOにキャリアが限定されてしまいます。ここで大事なポイントですが、docomoのSIMロックがかかっていても、docomo系のSIMであれば問題なく利用できます。
白ロムを買ったことと、電話をほとんどしない私の状況からすると、この時点でdocomoはどうしてもお値段が高くついてしまいます。機種の分割払いなしでネットなしでも、docomoはカケ・ホーダイだけで2700円はかかってしまいます。そこで移行するキャリアの候補として、docomo系のMVNOを検討することにしました。キャリアとして重要視したポイントは、通話ができることと、2000円以内に料金がおさまることです。検討の結果、これまた候補を3つに絞りました。3つともMVNOとしては大手です。
- 楽天モバイル
- OCNモバイルONE
- IIJmio (BIC SIM)
これまた結論から言うと、私は楽天モバイルを選びました。
楽天モバイルはSIMカードのみであれば通話付きで1250円という低額から運用できることが一番の魅力です。さらに、今なら加入すれば楽天利用時にポイントがずーっと2倍になります。[楽天市場での毎月3万円までのご購入分(300ポイント)が対象上限らしいですが]
これと楽天でんわを組み合わせると、1250円+通話料(30秒10円)で運用することができます。
楽天モバイルと比較すると、OCNモバイルONEもIIJmioも通話付きだと1600円スタートとなってしまい、割高に感じてしまいます。私の場合、ネット回線がiPadとまとめてWiMAX(最近速度制限始まりましたね泣)で運用しているため、ネットの回線速度を全く気にしないのであれば、楽天モバイルは文句なしでオススメです。
3.MNPを利用した解約
私は以前までdocomoだったので、docomoからMNPを利用して解約しました。MNPでの解約自体はMy docomoのサイトから簡単に行うことができます。ただし、MNPを利用するだけあって、docomoからはこれでもかというくらい引き止めの説得を受けます。それでもページを進めていって解約の手続きを完了すると、ようやくMNP予約番号をゲットすることができます。これを次の移行するキャリアに申請することで、次のキャリアでも同じ電話番号を使うことができます。ただし、MNPを利用すると次のキャリアでの開通まで電話を利用できなくなるので、最低でも2~3日は電話が使えなくなります。
4.移行するキャリアとの契約
MNP予約番号をゲットしたら、次は移行するキャリアとの契約です。楽天モバイルの場合ですと、「ご利用の流れ」に沿って手続きを踏めば簡単に契約することができます。
今回私は中古でXperiaを購入したので最後のAPNの設定は【Android端末共通】アプリを使ったAPN設定方法から行いました。この専用アプリはGoogle Play Storeで「楽天モバイル」と検索すれば簡単に見つかるので設定しやすいです(アプリを使っても結局は手動で値を入力するんですけどね)。
楽天モバイル SIMアプリ データ通信利用量がわかりやすい! - Google Play の Android アプリ
このMNPを利用した移行するキャリアとの契約ですが、一つ大事なポイントがあります。それは、MNPではSIMは引き継ぐ必要がないということです。私の例で言いますと、以前使っていたGalaxyS2ではdocomoの標準SIMを使っていましたが、MNPを利用した場合、楽天モバイルから新しいSIM(Xperiaに入るnanoSIM)が届きます。よって、今まで使っていた標準SIMはもはや使う必要はなく、届けられた新しいSIMを使えば今までどおりの電話番号で通話ができるようになります。あと、使うスマホの種類によってSIMのサイズが違うことも重要なポイントなので、下のリンクも参考にして自分の使うスマホに合わせたSIMを選ぶようにして下さい。
5.移行完了
移行するキャリアとの契約が完了すれば、見事スマホのキャリア移行が完了となります。今回紹介したMVNOへのキャリアの移行は利点として、
- 中古を利用して端末を安く変える
- 2年縛りを受けずに運用できる
- 通話料金、データ通信料金の最低額が大手3キャリア(docomo、au、SoftBank)よりも格段に安い
が挙げられます。一方、メリットもあればデメリットもあります。MVNOのキャリアでの運用の場合、端末代、料金が安く済ませられるがゆえ、中古端末のリスク、トラブル時の対処などは自己責任で追わなければならないというデメリットもあります。実際に私の場合でも、ネットだとXperia Z3 compactは現在中古最安で35000くらいで買えますが、中古端末のリスクを考えて40000円と少しお高めのお金を払い、ソフマップで実際に見てチェックしたものを買っています。リスクとお金はトレードオフですので、この点は後悔しないためにもよく考えておいた方が良いです。
キャリアの移行が完了してしまえば、正直スマホの環境は今までとほとんど変わりありません。むしろ、docomo時代ではお金がかかるので3Gすら使っていませんでしたが、楽天モバイルでは基本料金で200Kbpsの通信ができます。WiMAXが使えない状況でも、これさえあればとりあえずの通信ができるようになるので、低速ながら大満足です。
あなたの運用次第では今のキャリアよりも格段に料金が安く抑えられるMVNOなどのキャリアへの移行、ぜひ一度検討してみてはいかかでしょうか?
ではでは。