一貫したメッセージと解釈の余地 ~私の好きな映画
好きな映画とは?
今週のお題「ふつうに良かった映画」です。私はビデオレンタルが主ですが、週一ペースを目標にわりと映画をよく見ています。このブログでも過去に映画レビューを書いてみたりもしました。
親の環境が子を規定する?映画「ブラック・スワン」で想うこと - 徒然なるままな想い書き
異なる自然観とゴキブリ感覚:映画「アバター」を見て想うこと - 徒然なるままな想い書き
最近でもビデオレンタルですが、「おと・な・り」と、「舟を編む」を見ました。
どちらも恋愛モノですね。きゅんきゅんしたかったんです笑。
さて、映画を数多く見てきて、自分が「ふつうに良かった映画」と感じる映画には法則のようなものがあると感じています。今回はそれについて書いてみます。
起承転結がしっかりしている
これは言わずもがなです。特に「転」の部分がしっかりしていると個人的には好きですね。ここがしっかりしてないと、ストーリー的に単調になってしまって面白みに欠けてしまいます。
ストーリー全体を通じての一貫したメッセージがある
映画全体を要約した時に、それが何らかの一貫した明確なメッセージ・主張があるものが好きです。最近見た「おと・な・り」ですと「音が持つ魅力」と「大人とは何か?」ですし、「舟を編む」ですと、「人をつなぐ言葉の力」です。こういったように、映画というストーリーを通じて何らかのことを観客に訴えかけるような映画が私は好きです。
想像・解釈の余地がある
心情描写を最低限に留め、観客の解釈によって映画の捉え方が変わってくるものが好きです。上と合わせて考えてみると、小説みたいなものが好きだと思われるかもしれませんが、まさにそうです。小説では行間での想像を大切にしていますが、まさに映画でもそのような行間に解釈の余地が残っているものが好きです。見た映画の中ですと、「ゆれる」という映画がこの観点ですごく良かったです。
この映画では、一つの場面を複数の人物の視点で振り返ることでストーリーが展開していくんですけど、それぞれの人物によってその解釈が異なっており、それによって私たち見る側の解釈も「ゆれて」いきます。そして、最終的にその場面の真実が分かり、そういうことだったんだと感動してしまうのです。ということで普通以上でしたが、「ふつうに良かった映画」です。
まとめ
こうして書いてみると、どうやら私の好きな映画とは「小説ベースの映画」みたいです。確かに、アクション映画はあまり自分から見ませんし、そういったものはストーリー性というよりかはビジュアル性を推しているように感じてしまいます。やはり、映画には何か考えるきっかけを求めてしまいますね。自分のブログにもその感が方が現れてますし。何も考えずスカッとできる映画が好きという方もいますが、私はそこから何らかのメッセージを受け取り、感動したり新しい価値観に触れることができる映画が好きです。
皆さんはどんな映画が好きですか?
ではでは。