徒然なるままな想い書き

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【必見】複数PCでもひとまとめ!ポータブル・ウェブアプリの利用とアプリ厳選10選

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はじめに:複数PCの環境をひとまとめに

PCを複数台使っているユーザにとって、できるだけPCの環境をまとめ、どのPCでも使い勝手を同じにしたいという願望は誰しもが持つものではないでしょうか?その願望を叶えるツールとして、最近ではクラウドストレージ、ポータブルアプリと言った、PC環境に依らずに使える(複数PC環境をひとまとめにできる)ツールが増えてきています。このようにプラットフォームに依らない環境は、よく使われる言葉で言うとクロスプラットフォーム環境と言います。

 

そこで、今回はクラウドストレージとポータブルアプリ(Windows PC限定)、それとウェブアプリを組み合わせた、PC環境に依らずに使える、クロスプラットフォーム環境のアプリについて書いていたいと思います。さらに、ポータブルアプリのオススメも厳選して10個ご紹介します。

 

 

クラウドストレージとは?



詳しくはリンク記事参照ですが、要はデータを外部サーバに保存しておき、ローカルの自分のPCには常に外部サーバと同じデータがあると思ってもらえれば結構です。これにより、インターネットにつながっていさえすれば、どのPCだろうと、全て外部サーバを通じて同じデータを扱うことができるという仕組みです。これはWindowsに限らず、MacLinuxでも使うことができるので(クラウドストレージの種類に依る)、PC環境に依らない環境構築には欠かせないツールです。個人的にはDropboxがどのOSでも安定していますし、バージョン管理もできるので使いやすいと思います(初期容量が少ないですが)。

 

 

ポータブルアプリとは?

ポータブルアプリケーション - Wikipedia

 

ここで言うポータブルアプリとは、Windows上において、インストールを必要とせず、レジストリも変更しないアプリです。つまり、先のクラウドストレージやUSBにアプリを入れておけば、インストールといったPC依存の作業を経ずともそのアプリを使うことができます。利便性の関係でまだまだインストールが必要なアプリが圧倒的ですが、一方でそのポータブル版のアプリが出ているものも多く、使い勝手もインストール版と遜色ないのでポータブル版を使えるのならば使ったほうが良いです。

 

 

ウェブアプリとは?

ウェブアプリケーション - Wikipedia

 

ここで言うウェブアプリとは、ブラウザ上で利用できるアプリです。ブラウザさえあれば使うことができます。私が使っているブラウザはChromeですが、Chromeでは、Chromeウェブストアということで様々なウェブアプリを提供しています。最近ではウェブ上でMicrosoft Officeが閲覧・編集ができるようになったなど、徐々にウェブアプリが熱くなってきています。

 

 

 

複数PCの環境をひとまとめにする

基本的には、クラウドストレージ、またはUSBにポータブルアプリを入れておき、ブラウザにはChromeアプリストアでアプリを入れたりアプリのURLをブックマークしておけばOKです。ただし、ポータブルアプリの方は一度アプリを入れてしまえばインターネットに接続する必要はないですが、ブラウザの方は多くがインターネット接続を前提としているので注意です。

 

アプリがインストールベースの場合、PCごとに新たにインストールしたりアンインストールしたりしなければならず、管理もかなり面倒です。しかし、この環境の場合、クラウドストレージ、USBの一箇所のみで新たにアプリを入れたり削除すれば、どのPCでも同じ環境でアプリを使うことができ、管理も簡単という強みがあります。

 

 

ポータブル・ウェブアプリ厳選10選(Windows)

ここからは、複数PCの環境をひとまとめにするポータブルアプリとして、個人的に厳選した10選をご紹介したいと思います。ただし、Windows限定です。

 

0. Portable Apps

PortableApps.com - Portable software for USB, portable and cloud drives

 

ポータブルアプリを語る上で、このアプリは欠かせません。ポータブルアプリの管理+ランチャの役割を担ってくれる素晴らしいアプリです。また、管理対象となるアプリの種類も豊富です。ダウンロードはこちらからできます。この記事で扱うポータブルアプリの多くもこのPortableAppsから手に入ります。

 

 

1. かざぐるマウス (Portable)



マウスジェスチャのアプリです。このアプリによって、ブラウザだけでなく、エクスプローラや音量調整など、Windowsの操作もマウスジェスチャでコントロールすることができます。

 

基本的な使い方としては、右クリックをしながらジェスチャコマンド(I、Lの字を描くなど)をすることで、そのジェスチャに応じたコマンド(ブラウザの更新、タブを閉じるなど)が送れます。自分なりにジェスチャの対応関係をカスタマイズできるので、毎回小さな戻るボタンや閉じるボタンを押すのに飽き飽きしていた人には超オススメです。クラウドストレージに入れておき、スタートアップに指定しておくと常に使えます。

 

 

2. Wox (Portable)

 

最近見つけたアプリです。Macを使った人には分かりやすいのですが、SpotlightやAlfredのようなアプリのWindows版のランチャアプリです。

 

基本的な使い方としては、トリガーのボタンを押すと入力ボックスが出てくるので、そこにお望みのアプリを打つとそのアプリを開くことができます。また、ブラウザのブックマークとかも開くことができます。正直まだまだMacのアプリのような使い勝手にはなってはいませんが、いちいちアイコンをクリックして起動することに飽き飽きしていた人には超オススメです。ダウンロードはこちらからできます。こちらも、クラウドストレージに入れておき、スタートアップに指定しておくと常に使えます。

 

 

3. Lhaplus (Portable)

 

ファイルの解凍・圧縮ソフトです。色々ありますが、Lhaplusはシンプルでポータブルアプリもあるのでオススメです。こういった解凍・圧縮ソフトはあるに越したことはないので、入れておくと便利です。ダウンロードはこちらからできます。

 

 

4. Microsoft Office Online (Web)

Microsoft Office Online - Word, Excel, and PowerPoint on the web

 

Microsoft Officeがインターネット上であれば無料で使うことができるというものです。アカウント登録が必要ですが、クラウドストレージのOneDriveと組み合わせればオンライン上で編集ができてローカルに保存できるので、PC環境に依存しない環境構築にはかなりオススメです。

 

 

5. Notepad ++ (PortableApps)



ここからはPortableApps上で手に入るアプリです。すべてPortableApps上で検索をすると手に入ります。

 

こちらもテキストエディタです。こちらはプログラミング向けのテキストエディタです。少なくとも、Windowsテキストエディタよりかはかなり良いです。複数のファイルをタブ表示できることが強みです。ただし、インストール版はメニューが日本語表示できますが、ポータブル版は英語のみなので少し注意です。

 

 

6. GIMP (PortableApps)



GIMPはお高いPhotoshopの代わりとなる、無料の画像編集ソフトです。これで大体の編集ができます。ただし、画像編集の知識がそれなりに必要です。

 

 

7. LibreOffice/OpenOffice (PortableApps)



Microsoft Officeの代替ソフトです。こちらも、Microsoft Officeがあれば不要なものが多いですが、あるに越したことはないので入れておくと便利です。

 

私が使っていて個人的にいいと思うのは、「Draw」です。DrawはMicrosoft Officeが主に扱っていないベクタ形式の画像を扱うことができます。これは、論文作成でeps作成時に重宝します。とは言え、Powerpointでもpdfで可能なんですけどもね。

 

 

8. VLC Media Player (PortableApps)

VLCメディアプレーヤー - Wikipedia

 

メディアプレイヤーです。Windows Media Playerでは扱っていない様々なコーデックのものを再生することができます。これもあるに越したことはないのでオススメです。

 

 

9. Firefox (PortableApps)

Mozilla Firefox - Wikipedia

 

最近では、IEChromeに押されていますが、ブラウザとしては優秀です。これがなんとポータブルで使えるのです。ブラウザの場合、ブラウザの設定でユーザ登録をすればブックマークなどが同期するものが多くなってきてはいますが、このようにブラウザごとクラウドストレージなどで同期してみるのもアリだと思います。

 

 

10. Skype (PortableApps, Web)



言わずと知れたテレビ電話ツールです。上の記事にあるように、ウェブアプリに移行しつつありますが、まだ数少ない招待制です。ですが、PortableAppsには既にポータブル版があるので、こちらを使えば、少なくともWindows上では、ウェブアプリ同等のPC環境に依らない使い方ができるかと思います。

 

 

 

まとめ

今回は、クラウドストレージ、ポータブルアプリ、ウェブアプリを駆使した、複数PCの環境をひとまとめにする方法と、ポータブルアプリのご紹介をさせてもらいました。個人的な意見としては、今後さらにインターネット網が発達した場合、最終的にはChromebookのような思想でアプリを扱っていければ良いなと感じています。→Chromebook のご紹介

つまり、すべてデータはクラウドで管理し、扱うのはウェブアプリだけにしてしまおうという考え方です。もちろん、それに伴ってセキュリティ問題についても考えていかなければなりませんが、PC環境に依存せず、ブラウザという共通プラットフォームさえあればアプリが使えるというのはかなり便利であり、実現させていくべきだと考えています。

 

 

2015年に向けて、部屋の大掃除だけでなく、PCの整理、大掃除もしてみてはどうでしょうか?

 

 

ではでは。