徒然なるままな想い書き

何気なく見たり聞いたりした時に得られる『思わぬ発見、気付き』を読者の皆さまに届けています。

皆既月食の理由を知ってもう満足?思考ストップ状態から脱出せよ!

f:id:tsurzur:20141008214842j:plain

皆既月食です

今日2014年10月8日は皆既月食でしたね(もはや過去形)。ただし、上の写真は今日のではなくて、ただのフリー素材です(すみません)。次の皆既月食は2015年4月4日だそうです。ちなみに、月食とは、

 

月食:地球が太陽と月の間に入り、地球の影が月にかかることによって月が欠けて見える現象。満月の時に起こる。(Wikipediaより)

 

です。皆既が「全部分が影になる」ことを示します。月は普段は太陽の光を反射することで光っているように見えているのですが、太陽の光の経路に地球がある場合、光が月に直接当たらなくなるので、その部分が暗くなり、欠けたように見えるというカラクリです。

 

今回はこの皆既月食を見ていてふと考えたことを書いていきます。

 

知るまでは興味津々、考えを巡らす

今回も含め、皆既月食については、生まれてこのかた20年以上経っているのでもはや珍しいものとは感じていませんでした。上記のように月食の理由も分かっているのでなおさらです。ですので今回も、ある程度見ただけで満足してその後は見ることはありませんでした。

 

ですが思い返してみると、幼いころはそうではありませんでした。なんでこんなことが起こるのだろうと興味津々でした。理由を色々と考えてみたりもしました。そしてその後、テレビや親の解説を通じて、「あっ、こんな現象やったんや!」、「こういう理由で起こっていたのか!」と感心したものでした。

 

上記の月食の説明は本当に基本的なものです。私の知識量もこんなものです。ですが、皆さんの多くもこれくらいの知識ではないでしょうか?

 

人間はあらゆる現象について、自分の知らないものが起こると非常に不安になり、その現象のメカニズムを理解、知ろうとします。そして、それを知ると途端に安心します。病気がいい例だと思います。病名を知る前は、理由もなく自分の体調が悪くなることに対して、非常にナーバスに感じてしまいますが、医者に病名を言われた途端、症状は変わらないにも関わらず、原因が分かり、とても安心するかと思います。

 

ある程度知ると、思考ストップ状態に陥る

ですが、人間は現象をある程度知って安心・満足すると、それ以上考えることをストップしてしまう傾向があります。皆既月食だと「〇〇の理由で皆既月食が起こる」、病気だと「私の〇〇の症状を伴う病気□□だ」というレベルで思考がストップしてしまいます。

 

皆既月食で言うと、今書いている時点で考えてみてみると、「皆既月食が起こっているのになぜ真っ暗にならず、少し見えているのか?」という疑問が新たに出てきます(実際は波長の長い光が直接届くのではなく反射や屈折で間接的に届くため)。また、病気で言うと、「病気は□□だけど、なぜなった?どんな人がなりやすい?」など、疑問は数多く考えられます。

 

この思考ストップ状態は言い換えると知ったかぶり状態です。これだけ知ったからもういいだろう、これ以上は役に立たないだろうとか考えることから起こります。人一人が考えられる量、時間は限界があるので、この考えは至極合理的なのですが、厄介なのは、「自分が思考ストップしていることに気づいていないこと」です。

 

思考ストップしているモノゴトにこそ、新たな発見・発明がある

今回の皆既月食で記事を書くまで、正直「なんで月食なのに月は暗く見えているのか?」という単純な疑問が浮かんだことはありませんでした。それは、まさに自分が月食に対して理由のみを知っての「知ったかぶり」状態であったことを示しています。

 

こういった思考がストップしているモノゴトは、おそらく他の多くの人も同様に思考がストップしている可能性が高いと思われます。ゆえに、そのモノゴトをさらに思考し、解明することで新たな発見・発明につながる可能性が十分にあると思います。

 

 ふとiPhoneが浮かんだので、iPhoneを例にあげますが、ガラケーにおいてはそれまで、「文字入力」←「物理キーがいい」←「普段慣れているから・使いやすいから」で思考ストップ状態でした。ですが、iPhoneの場合は、「文字入力」←「物理キーがいい」←「普段慣れているから」←「最適か?」から、「UIに最適化できるもの」としてタッチ入力の発想が出てきたのかと思います。(本当はもっと細かいUIの理想の思想があったんでしょうけど。)

 

このように、理由が直感的なもの、抽象的なもの、何となくのものは、突き詰めていくと新たな発見がある可能性があるかと思います。特に、人間の直感的なものは、ヒューリスティックであり、割りと突き詰めると理論的にも正当な理由が多いのですが、バイアスにによる間違った理由であったり、ヒューリスティック以上の厳密な理由にまで落とし込めていないことも割とあります。こういったことを突き詰めていくことで、普通の人は見つけることができない、宝物を見つけられる可能性があるのだと思います。

 

まとめ

今回は今日の皆既月食を元に、人間の知る前、後の考えと、知った後の思考ストップについて書いてみました。そして、その思考ストップの先にこそ、実は新たな発見があるのではないかということを書いてみました。

 

まぁ、記事の考え自体はまとめると「あらゆるものに常に疑いを持て」、「Stay Foolish」と、よくある話なんですけど、せっかく皆さんが一同に皆既月食という普段ない現象を見ることができたので、考えるきっかけにしてもらえればなと書いてみたまでです。

 

実はブログを書くことも、ブログのネタを考えることで、「思考ストップしていることを掘り下げる」ことになっているかと思います。普段何気ない〇〇は□□だと思っているけど、実際はどうなんだろう?、こんな感じで私のブログネタは基本生まれています。

 

人間は本来優れた知的好奇心は持っていると思います。皆さんも、普段何気ないものにも何でだろう?という好奇心を常に抱いてみてはどうでしょうか?

 

ではでは。